電波はどの会社がいいのか。
社会人になってから、iPhoneを大手通信会社にて契約して使い続けてきましたが、気づけばMVNOが幅を広げている時代でしたので、変えることにしました。
それが、日本を発つ半年前。
仕事を辞めたものの…イギリスに行くべきか、日本で仕事をすべきか迷い、グダグダになりながら転職活動をしていたのです。
大手通信会社のガラケーを使い、
無料通話付きの一番安いプランと、家族での割引適用プランを併せつつ通話専門にして…
SIMフリーiPhoneを、MVNO(格安通信会社)にて、メール&SMSプランを選択して使ってました。
それは、ゆくゆくの英国ワーホリを見据えたというより、企業やエージェントと電話でやり取りする時、大手通信会社の通話品質はやっぱり必要かな?なんて、思ったからです。
その時、出会った人がネズミ講で…
「この際に俺の人生、一旦全部リセットしたる!」なんて思って、イギリスに来ました。
大手契約のガラケーと、MVNO契約のiPhoneと併せても(いわゆる2台持ち)以前より通信料が安いのは最高でしたが、変えた直後に困ったことが一つだけありました。
それが、通話機能なしのプランで契約をしていたため、[直訳して線]という名のアプリの年齢確認を回避できず、ID登録が出来ませんでした。が!!!
電源を入れる、切る。その際、電波が一旦途切れます。
そこを狙って、海外旅行用の7日間SIMカードにすり替える、を何度か行い制限を突破。
無事にIDを取得しました。
こちらに来てから英国の通信会社のSIMカードを使ってますが、今でもそのアプリは普通に使えてます。SIMフリーiPhoneは本当に便利でオススメです。
英国のホームステイやシェアハウス、カフェやレストランではフリーWi-Fiがほとんど整備されていますが、
動画など通信速度が命、そんなあなたには、EEがオススメです。月£20で使い放題です!
通信速度も安さも大事、そんなあなたには、3がオススメです。
上記、2社は店舗があるため手に入れやすいです。
安さ重視でフリーWi-Fiで充分、そんなあなたには、giffgaffがオススメです。
使っている通信帯はO2なので使いやすいけど、郊外は4Gより3G傾向強し。
実店舗がない分安い、ネットでオーダーをしてSIMが届きます。
参考にさせて頂いてるブログです。
http://capr1c10us.exblog.jp/25210808/
他には、O2やvodafoneがありますが、この2社は安定した通信と同僚が言ってます。
契約する時は、SIMを差し込んで、電波取ってホイですので、個人情報を通信会社に届けるようなことありません。が!!
見たいサイトがなせが、アダルト認証されてしまう。でも、どうしてもそのサイトが必要な時は、在留資格のカードの番号や、パスポートの番号をネットから登録してしまいましょう。
あと、iPhoneがどうしても電波をキャッチ出来ない。
そんな時は…こちらのブログを参考にしてください。
http://ds-square.com/blog/?p=516
https://www.unlockit.co.nz/fw/
これも、便利です!!
日本のMVNOや大手通信会社も、地域によっては繋がりやすさも違いますし、英国の通信会社もまた然り。
そして、プランに至ってはライフスタイルなどに合わせて賢く選びましょう!!
大丈夫、あなたの仕事じゃないのよ。
日本で働いていた時、職場は家族だなんて言われることが多かった。
サポート役やサブリーダーを女房役、だなんて表現する上司が未だにいる時代。
こちらだと、職場はチームと言われる。
それぞれの役割をきちんとこなす。それだけ。
日本で働いていた時、何か不備があると、当然のようにお客様へ謝ってました。
至って普通というか当然というか当たり前で、もし謝らなかったら…
を考えると恐ろしいです。
こちらだと、例えば電気が点かない・故障した時、それは我々の責任でなくて、メンテナンス部門や電気屋さんの責任なのだ。
そんなもんだから、「ごめんなさい、今故障してて…m(_ _)m」とお客様に謝ると、
お客様は「謝らなくて良いのよ、だってこれはあなたの仕事じゃないから」と。
クレーマーな自分だったら、
「お前らの店だろ、なんとかしろよ!!」
「客をなんだと思ってんだ!!」
「二度と来るか…金返せー!!」
と、大声出して喚きたくなるような状況だけど、お客様は至って普通でした。
レストランで働いていて、出来たものを運びサーブする。もしも、その料理が冷めていたら、サーブする人間の責任というより、キッチン・調理場のメンバーのスピードの遅さが原因なので、作り直しをして終了なのだ。
お客様も作り直しをお気に召して頂ければ、それ以上何も言わない。
本当に何も言わずに、他の食事やサービスが気に入れば笑顔で帰ってゆく。
仕事の範囲が担当する人の責任毎に、本当に明確にキチンと別れている。
なので、親切心の15分の手伝い残業ですら…
「こいつだけ、就業時間が長くなるから、金を手に入れるじゃないか!!」
「なぜ、俺上がりでこいつが働くんだ!!」
となる。
仕事の範囲と同時に時間の範囲もキッチリしていて、上がりは上がりなのだ。
単なる親切心や気遣いが、実は大きく邪魔になったりするのだ。
チームであって家族じゃない、だから職場の飲み会に行かなくったって全く問題ない。
付き合い悪い、とんでもない。
仕事が出来ればそれでいい。
だから、自分の意見を言う時はどんな時でも言う。お客様の前でもガッシガッシに言うので、怖いくらいだ。
思い出したのは朝の通勤時間の駅や車内…
なんらかが原因で電車が遅れた時、駅員さん達が必死になって謝っている。
しかも、朝の件を終電まで…。
なんなら、翌日にも…聞いたりする。
その上で、見かける怒鳴り散らし・群れになって向かってくる人たち。
普段、溜まりに溜まった怒りの矛先をここぞとばかりに向けてくる。
もし、その向かっている人たち全員が、
「大丈夫駅員さん、君のせいじゃー無いよ。」なんて、言う日が来たらどうだろう。
日本はもっと、働くことが楽しく・働きやすく・暮らしやすくなるのではないだろうか。
カード社会を実感
こちらに来てから、数回ネットでお買い物をしました。
1回目の靴は最高!!
2回目の靴は…包装がボロボロならば、写真と実物が違うという最低な感じで、返品。
3回目はカシミアのマフラーをボクシングデーのセールで買い、感動の手触りに涙する。
こちらで働くには英国の銀行の銀行口座を開かねばなりません。
HSBCとロイズの2つの銀行は、勤務先の証明なくても口座を開けやすくオススメです。
バークレイズは富裕層の匂いプンプンで、すぐに退店しました。NatWestは分かりません。
もちろん、印鑑ではなくサインです(笑)
とにかく、口座を開くと送られてくるキャッシュカードには、大手銀行カードならばデビットカード機能がついているのです。
ですので、お買い物をカードでポンポン払えるし、ネットショッピングももちろんOK。
こっちの人たち、特に男性は物持って出かけないんですよ。お財布もカードのほうが割合を占めている。
カード社会って本当なんだなーと実感。
クレカ情報サイトのポイント2重取りとか、交通系ICカードにオートチャージとか以前の問題で、その場ですぐ引き落とされるデビットは慣れれば便利です。
もちろんレートの都合で、クレジットカードが得な時や無料付帯・保険など生活に応じて、使い分ければいいって話ですけど。
英国へ来る前、キャッシュ○スポートというカードを作って、登録・振り込みしてから渡英しました。
ただ、あのカードはフレキシブルではない感じがしました。留学をされて且つ、親御さんがお金の管理をなさるなら、便利でしょう。
ただ、僕には合いませんでした。
なぜかと言うとあのカード、換金をする日の決まった時点のレートで、日本円から必要な通貨へ換金します。
すると、この流動的で世界と繋がっている時代、レートは激変する場面があるのです。
※トランプさんや、ブレクジットさんなど…
しかも、換金毎に毎回手数料取られるし!!
けど、僕が使っているソニー銀行なら、就労ビザ取得に必須の残高証明を手数料を払えば取れるし、英国でも同じキャッシュカード(VISAデビット)でお金を引き出せる。
しかも、最新のレートで日本円⇄英国ポンドをネット上で手数料無料で移動できて、こちらのATMで普通に引き出せる。
(残高さえあれば、特に準備せずとも引き出しは可。)
なので、英国ワーホリビザを取得に辺り、残高証明の額を考えるとポッシュな方には、ソニー銀行も良いですよ。
日本でも、全国のセブンイレブンで口座から出し入れ無料だし。メガバンクより預金のレートも良く気に入ってます。
(ただ、日本で交通系ICカードと重ねてお財布に入れない方が良いです。磁気が繊細です。)
ちなみに英国のATMは、日本みたく定形外手数料・時間外手数料は取られません。ほとんどのATMが無料です。(ただ、確証ありません。)
例えば深夜に、ロイズ銀行の口座からキャッシュカードでお金を引き出したい時、バークレイズ銀行のATMを使っても手数料かかりません。
冒頭に戻りまして、2回目の靴は、ソニー銀行のキャッシュカード(VISAデビット)で払い、そして返品しましたが、きちんと日本の口座に返金されてました。
1回目、3回目は銀行のデビットカードで支払いました。もちろん、なんの問題なく使えます。
ただ、もしカードを落としたり盗まれた時に、キャッシュ○スポートは予備のカードが予め貰えるという安心感はあるのかな…。
ちなみに、キャッシュ○スポート・ソニー銀行ともに、今の時点でApple Payに対応してません。(僕のiPhoneが6だからかもしれないけど…)(でも、銀行のカードは登録もできたし払えます。)
まぁ、人それぞれの生き方と同じよう、人それぞれ使いやすいカードや銀行で且つ、様々なリスクがある中で自分に合うよう組み合わせることが、良いのかもしれませんね。
英国で茶柱〜郵便の巻〜
今の日本の製茶技術の進歩は凄まじく、均等に火が入りそして、不純物として見なされる様な小さな枝は取り除かれるため、茶柱が立つようなことはありません。
人生で見たことありませんでしたが、今日人生で初めて日本茶を飲んで茶柱が立ちまして、感動した次第。
茶柱と言っても、知らない人が増えてゆくのだろうか…悲しい限りなり。
さて、日本からイギリスへ国際郵便を送りますと、イギリスの税関に引っかかり「金を払わねばお前にゃ届けんぞ!!」なんて通知が届くことがあるのです。
そんな訳で、通知に書いてある番号へ電話をします。
そして、お金を払うべくドキドキしながら自分のカード番号を打ちます。(カード番号の後に#キー押すのお忘れなく。)
前は問題なく届いたのですが…「なぜ今回は払うべきなの?」とオペレーターに聞けば、「ランダムなの♡」と、言われた時には唖然としやした。
2.3日すると、荷物が届きます。
ここで、泣き寝入りをするのか、それとも立ち上がるかは自分次第。
先輩という心強い味方がおります私は、立ち上がりました。(先輩様様です。)
そして、その時参照させて頂いたブログがこちらの2つです。本当に本当にありがとうございます。
http://mdblondon.seesaa.net/s/article/215495925.html
http://daysinengland.blog.fc2.com/blog-entry-40.html
簡単に言いますと、管轄がどちらかわかりませんが郵便を扱ってる部署へ、専用書式の紙を使い(c3フォームと呼びます)クレームを出せるのです。
そして、それを印刷して投函します。
すると、僕の場合は4週間くらいして、
「仕方ない、金返してやるよ、ただ手数料はもらうからな!」という通知を頂戴しました。
さらに、2週間くらいしてから、金融機関へ持って行くと振り込まれる用紙が届きました。
その後は簡単、銀行へ行き受付の方へ「これが届いたのですが…お願いします。」
すると、カード番号を控えつつ、用紙とカードと機械に入れれば、翌日には口座へ振り込まれてる!!
これも、まぁ、いい経験ですね。
レディーファースト
衝撃的な体験の1つに挙げられるかもしれない。
よく聞く言葉、レディーファースト。
ホテル兼レストランで働いているからか、特に意識をしていたつもり、だったし。
お客様の振る舞いを間近に見ていて、知っていたつもり、だった。
お食事の後、いつも必ず、
爪楊枝とお手拭きをお渡しするのです。
爪楊枝は楊枝入れに入っているので、机の中心辺りに置き、そしてその後にお手拭きを各々に配る様な形でお渡しします。
男女ペアのお客様、お食事が終わりましたので、楊枝入れを机の中心に置き、さてお手拭きを配ろうかなーと思った所で…
女性が爪楊枝を手に取ったのです。
そこで、男性の方へ先にお手拭きを渡し、
その後、女性へお手拭きをお渡ししました。
頭の中で…『お客様の手がふさがってしまう、焦らせてしまう』と言うならば、勝手は判断をしたのです。
そしたら、親切にもその女性のお客様が、
『あなた、ご出身どちら?』 「日本です。」
『では、教えるけれど、イングランドでは、レディーファーストが普通なのよ。』
『だから、次は気をつけてね。』
『でも、これはあなたのために言っているのだからね。』
と、わざわざ教えて頂いたことに感謝しつつ。
個人的な親切心なんて一切役に立たない大きな力を感じて、新鮮な体験をしたためか、頭の中の衝撃が心地よかった。
そして、気配り・優しさ(のつもり)を根付いた文化が超えた瞬間でした。
そして、今回この記事を書きながら、
これが、イギリスではなくて日本だったら、
自分はどうしていただろうか?
教えて下さった女性のお客様は、日本はこういう国と思うのかな?
そもそも、教えて下さるのだろうか?
頭の中で考えがぐるぐる廻ったけど、それでもなんでもレストランや公共の場では女性が先!!だなと。
僕は自分勝手な判断をしている場面や至らない所がまだまだ沢山あるし、頭の中で考えて行動しなきゃ、素が出てしまう位に身についてもない。でも、これこそ生きた経験をしている。
例えば、店に入る時、
男性がドアを開けて待ち、女性が通った所で進むな、・階段を上るにも男性が先、レセプションなんかでも男性が先。
いやいや、先に女性が座りますね。
メニューのオーダーも注文は女性が先だし、ワインなんかのルールもそう。
けど、当然お支払いは男だなー。
でも、店出る時は女性が先の時もあるかな??
ただ、日本と扉の内外開きが違う気もするし、そもそも横に引く時は?
そもそも、恋人がいないとこういうのって、身に付かないのでは…と思いつつ、徹底的な観察あるのみ。
まだまだ、勉強足りません。
電車のホームドアって
電車のホームドア、そもそもplatform doorだと、フォームドア?が表記に近いのか?ガラパゴスイングリッシュだわな。
イギリスやらロンドンやらで、見たことがない気がするのだ、そんな印象。
郊外を走る特急電車のホームにも無し。
(ホームに社員さんがいる、というかそもそもホームが別で気軽に手伝ってくれる)
そして、ユーロスターの英国側の基点駅・セントパンクラス駅にもなかった。
そもそも、ベビーカーや車椅子・大きなカバンを持っている方に対して、こちらの人たちは手をスッと差し出す方が多い印象。
僕はつい固まってしまって、悪い所だなといつも反省するのだ。
と、とにかく思うこととして、目が不自由な人がいたら、駅員さんや警備員さんも良いのだが、利用客同士で助け合って
『お手伝い出来ることありませんかー?』
と、尋ねれば良いのではないだろうか。
ホームドアさえあれば、ホームの警備員が不要でモニター管理で済むし、落下や自殺事故は少なくなる。
けれど、日本の鉄道会社全ての駅へ設置するのって、莫大な費用がかかり難しいのではないだろうか?
目の不自由な方だけでなく、困った素振りの方へ一言、話しかけてみる。
(勇気が要るのだけども。)
仮にホームドアが整備されるとしても、それまでの期間何かしらのお手伝いとして、協力できたら良いのになー。
そして、これに限らず機械化は便利だけど、
心が無いように感じるのは、
僕が古いからなのだろうか。
そして、自殺抑止だとか酔客の転落防止など、そんな社会ってどうなのよ?ってところ。
飲まなきゃやってらんない、そもそも終電でないと帰れない。
ここで、死なねば終わらない。
そんな社会って…。